良い店に出会いたい。それこそ毎日でもこちらは探しに行きたいのだけど、サイフがそれを許してくれない。どこかに金が湧くサイフはないもんかなぁ。
■飲食店情報
情報誌も参考にはするが、掲載後はしばらく混むのでほぼ行かない。なので、『
ぐるなび』『
食べログ』『
Alike.jp』あたりを冒険することになる。最近はクチコミが人気なので、食べログやAlikeあたりを参考にする方が多いのかもしれない。店舗の公式情報にあたるぐるなびの方が情報としては正確だから、ぐるなびで確認→クチコミサイトで裏付け、といった使い方をされている方も少なくないと思う。
良い店の基準はいろいろある。味、雰囲気、値頃感といったことのほかにも、目的(宴会、デート、一人など)によっても異なるだろうし、営業時間や融通が利くなんてのも判断に影響を与えそうだ。

■クチコミ偏重
クチコミサイトに掲載される評判は、言ってしまえば噂だ(と、いうことは前に書いた気がする→
書いてた)。この噂は総体的には噂なんだけど、部分的に取り出せば個人が他人に読まれることを意識して書いた感想だ。それぞれに良い店、悪い店をレポートをしたり、点数をつけたりしているのだけど、ざっくり読む限り、期待値が高い店ほど厳しくなりがちで、期待値が低い店ほど甘くなりやすい傾向が見える。皆、人の子だしね。
期待値の高い店は、事前に多くの情報が広まっている高級店や人気店だ。「美味しいって言われて言ったけど、値段のわりにそうでもなかった」「スゲーうまいって評判だから並んで喰ったら普通」そんな感想になりがちである。
逆に、この手の店の感想には雑誌の受け売りのような文章でこだわりや味を表現する、ブランド信仰の強い方もいる。この部分を掘ると嫌われること請け合いなのでやめておくけどw、食事ではなくブランドを食べに来るので、くすぐりやすい相手かもしれない。
いろいろ書いたが、クチコミってそんなに重要視することなの? ってことが言いたいだけっす。

■で、本題
と、まぁ以上の前段を踏まて(長い!)、酔いどれ食いしん坊が今回言いたかったのは、『ぐるなび』『食べログ』『Alike.jp』あたりは早いところ、位置情報系サービスと提携して欲しいってことだったりする。
良い店に出会いたい。そのための参考値としてもっとも気になるのは、知らない人の感想よりも顧客の「リピート率」だ。一度しか行ったことがない人の感想なんて数が増えたところでノイズが多すぎる。
何度も訪れたい店は、味以上にうれしくさせるポイントがある。値頃感や営業時間かもしれないし、雰囲気かもしれない。店員の対応や、ほかのお客ふるまい、内装や音楽がうれしくさせることもあるだろう。

■来店回数は正義!
リピート率を前提に、お店のジャンルや価格帯、目的(宴会、デート、一人など)で飲食店が探せたらホント便利。飲食店情報サイトの中には、タッチ操作で顧客の来店回数がとれる仕組みを用意している場合があるものの、自社ポイントサービスへ連携させる要素として使われており、検索にまで反映されていないようだ。
逆に、位置情報サービスが飲食情報と連携するパターンもあるが、今はまだコンテンツの軸が位置情報にある。登録→デジタルコンテンツ+ソーシャルサービス連携という現状のゲーム性は今後も維持されると思うが、本来、価値を生むのは登録された位置情報の集合だ。それを検索サービスに活かせれば、情報サイトから良い店に出会える確率は格段に上がるだろう。

■情報サイトも位置情報サービスも、そして飲食店にも期待
ライブドアの『
ロケタッチ』では、グルメ情報が提供されている。ライブドアがグルメ情報を展開していることもあり期待が大きいのだが、今はクチコミにフォーカスしていて非常にもったいない状況だ。
同じことは、リクルートの『
RecoCheck』にも言える。『
ホットペッパー』の飲食情報と連携すると、クーポンも用意されているし流れができるかもしれない。ほかにも、『食べログ』や『Alike.jp』といった飲食情報サイトが
mixiや
Facebook、
Forsquareあたりの集積された位置情報を取り込めると、より強力なサイトになりそうだ。
リピート率が飲食情報サイトで中心的な機能になると、店舗でのちょっとしたサービスにも期待できる。位置情報を登録したユーザーに対して、オツマミやデザートをサービスするような形だ。来店回数の計測は、飲食店のファンを作る仕掛けになるはずなので、店舗側もサービスしやすい流れになるだろう。
飲食店情報の得点ランキングもクチコミ数も、来店回数が先にわかってこそ参考にしやすく、相関関係を見ればより手応えのある情報になるだろう。飲食店のスタッフが毎日のように自分の店を位置登録することが予想されるが、登録回数を限定すればノイズは抑えられそうだ。導入されれば、ポジティブな要因の方が多いように思う。まぁ、早くそんな時代になんねーかなってことです。