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2013年03月20日

「べ、べつに一緒になって石を投げていいってもんじゃないんだからねっ!」ではなく、「カジュアル罵倒」とより良い「共感充」を考えるフェーズ、ということ

先日のことなんですが、Twitter上でなにやら詐欺だなんだと言われました。今回は、面倒くさいことを書くつもりでいますし、細かい状況説明は省くので、スンマセンがそのつもりで。





さて、詐欺だ(詐欺ではない)、死ね(死なない)、あーあオマエやっちゃったな!(やってない)みたいな貴重な言葉の数々を比較的カジュアルにいただくことがあります。

かつて、書いた記事が元で炎上したことがあるんですが、その時は僕のTwitterアカウント宛のメッセージを読むのが追いつかないほど、そりゃもうすごいスピードでご意見をいただきました。しかも、まとめページみたいなものまでこさえていただき、情報が一人歩きする課程を眺めながらなるほどなぁと感心することもありました。

なお、Twitterで寄せられた多くのメッセージには、「ご一緒に罵声もいかがですか?」ぐらいのカジュアルな形で、叱咤激励から「激励」を抜いたお言葉もいただき、貴重な炎上のUX(ユーザー・エクスペリエンス、ユーザー体験)が得られました。

僕は、ネットが市民権を得て、カジュアルな罵倒が増えているように感じています。どうでしょう? 気軽に死ねとか、ゴミとか、クズとか使っていませんか? この辺りのお話は、いずれどこかでまとめると読んでいただけるものになるかもしれません。


スタンス

まず、僕自身のスタンスを先に表明しますね。

僕の仕事は、情報を取り扱うという面では自分が権力者ともなりうるわけです。また、仕事以外でもそうなんですが、さまざまな形で自分を露出させるということは、罵倒も含めて言われてなんぼでもあるわけです。

ご理解いただけなかったことを悔しく思うこともありますし、罵声を浴びせられて悲しい気分にもなりますけど、別に言われる分には構いません。そういうものですから、どうぞご自由に! と思っています。念のために言うと、自称ほめて伸びるタイプなので、ホメは大歓迎ですww




懸念

僕自身のことはこの辺にしておき、話を元に戻します。

詐欺と言われた方には以前からご意見をいただく機会もあり、その多くは挑発的な内容でした。僕は、おっしゃる通りと思えないならば、「また言われているなぁ」ぐらいにしかご意見は心に留めません。

こちらも自由に解釈させていただくので、「きっと、挑発的な言葉で気づいてもらう方法しか世の中とコミュニケーションする方法を知らなくて、心の隙間の埋めようと渇望していることさえもうまく自覚できていないのかもしれない」と思っていたぐらいです。

そんな感じだったのですが、詐欺と言われた翌日に今度は記事にして欲しい、といったコメントをいただきました。ご意見が若干懐柔する方向に舵を切られており、これは少し危険だなと思いました。

1つには、緩急をつけてコメントをいただくと、ある程度その方のことを意識せねばならず、意識すればその方が応援している会社についてネガティブに捉えてしまうかもしれない、そんな懸念を抱きました。

2つめに、ののしられている分にはいいんですが、柔らかい言葉が含まれるとなると、返ってこちらのブランドにキズが入るのかもしれない、と考えました。特にソーシャルサービス上では、何も言わないのは美徳になりにくいので。

3つ目は、僕がご意見をいただいた方は、いろいろな方から反論という形で反応をもらうことで、依存心が少し増長傾向にあると感じました。フラストレーション付きのコミュニケーションに慣れて、はけ口として機能しなくなっているなと思いました。


心に打ち込む

そんなこともあって、やりとりをしないことを伝えるとともに(これまでもあまりやりとりしていないんですが……)、ご意見いただいた方の心にくさびを打ち込める言葉を考えました。

僕はアナタのことを気持ちが悪いと思っているから、これ以上話したくない。

伝えたのはそれだけです。表だって大勢に伝える必要はありませんから、「@ホニャララ」を先頭につけて返事をしました。

お相手の方のご意見は、いつも第3者に対するものでした。もう少し説明すると、その第3者について僕の態度や考えはおかしいと言っていました。それに反論する場合、通常、いただいた意見を踏まえてその第3者についての考え示したりする必要があります。

ただしそれは、建設的な意見を戦わせる場合や、舞台装置としてTwitter上での見せ物を披露する場合に限られます。基本的に、どんなに反論しても相手の価値を認めることにはなれど、心に言葉が届きません。意見を戦わせたくないし、やりとりしたくない僕は、あまり使いたくない方法ですが「気持ちが悪い」と伝えることで、相手に一歩踏み込むことにしたんです。




結果と反省

方法として最善だったかはわかりませんが、少なくとも間違ってはいなかったようです。想像した通り、瞬間的に感情的になった後、僕への関心は薄れたようです。

……と、ここまでは想像通りだったのですが、余計なオマケがついてきました。実はやっとこれから本題ですw

「@ホニャララ」とすることで、僕は相手に発信したつもりだったのですが、常日頃、相手の方のことをよく思っていなかった方々の目に止まり、リツイートの形で言葉が拡がり始めました。

相手とタイマン張ったところ、結果的に僕の側に多くの加勢があったというか、伏兵を潜ませていたというか、とにかくそんな形になってしまいました。これには大変申し訳ない気持ちで一杯です。そんなつもりはなかったのですが、ゴメンナサイと言わざるを得ません。


賛同なんていらない ←ちょっ! みたいなこと

そしてここからは苦言です。あーあ、僕はまた敵を増やします。

僕の言葉を使うことは構いませんが、僕は一緒になって戦うつもりはないですし、他の人の感情に賛同もしません。僕の言葉を旗印として、水を得た魚のようになって我先にと石を投げつけるなんて、投げたご自身の価値が下がるだけ、自らを雑兵に位置づけるなんてやめませんか。

簡単に言うと、ムカツクなら自分だけで戦え、それだけです。いちサービス利用者の方をよってたかって攻撃するなんて、たとえ相手方が攻撃的であったとしても、その構造はイジメだと思います。相手の方の影響力が憎かったりねたましかったりするなら、自分も影響力をつけるべきです。フラットなネットワーク上ならそれは不可能なことではありません。

みんなと一緒に石を投げつけることで、Twitter劇場の中で、自分も参加者になれると感じるかもしれません。でも待ってください。アナタが石を投げつけた向こう側にも生身の人間がいます。考え方や性格が気に入らなくても向こう側にいるのは人です。自分の攻撃する心が増長していないか、振り返ることはとても大切だと思います。

最後です。Twitterでみんなと一緒に「バルス!」って叫んだとき、すごい楽しかったですよね? みんなでサッカーやら野球やらを観戦しながら、一喜一憂する投稿するのも楽しいですよね? Twitterは不特定多数と「共感充」する上で、とても頼もしいツールです。どうせ楽しむなら、もっと楽しいことで共感充しようぜ! そう思います。そう思うので、今後ともよろしくお願いします。





posted by ブービン at 22:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする