
アパートの入り口。奥に通りが見えます
すると、契約書には、全額キャッシュで前金で払えと書いてあります。インターネットの予約サイトでクレジットカードでブッキングしたので、てっきり支払いもクレジットカードと思っていたのですが、どうやら支払いは現金のみとのこと。ブッキングサイトからのメールにも、現地でクレカ払いになるかは保証しないよ、的なことが書いてありました。
スマートな旅では、なるべく現金を持ちあるかないのがよしとされています。でもよかった! 太っちょの旅なので現金を結構持って行っていたのです。単に心配性なだけなんですが、このときは一切使わないつもりで持っていた10万円分のユーロをいきなり使うことになりました。
ところが、足りなかった。ギリギリ現金が足りなかったんです。ヴァネッサに「マジで現金のみ? 俺の金、これで全部だよ」と伝えると、「明日は私は休みだから、なんとしてでも今日払ってちょうだい」みたいなことを言うわけです。結構ゴネてみたんですが、それでは部屋は貸せないと言います。
「じゃ、それでお金を引き出しましょう♪」とヴァネッサ。「今から? 夜だけど?」「そうよ、行きましょ」、取り立て屋より怖いヴァネッサ姐さんでした。