寒くなってきたので、完全に鍋ブームが到来しています。土鍋型UFOが襲来したせいで、こさえて、盛り付けて、写真撮って、酒喰らって、腹をふくらしています。少しまとまってきたところで、いくつかご紹介です。

土鍋です。知ってます? 国内流通している土鍋の8割は、三重県の四日市産なんですよ。萬古焼と書いてバンコヤキと読みます。土鍋は贈り物にもよさそうだと思いません?

この日は、椎茸、エリンギ、しめじ、エノキあたりが入ったメンツユベースの鶏鍋をこさえました。キノコ自体に力があるので、ぐいぐい食べられます。メンツユにほんの少し料理酒を加えるとなじみます。あと、このスープはちょっと贅沢な味になります。薄めて翌日、固形コンソメ入れてスープにしてもたぶんかなり旨いはずです。今回は「キノコ好きの鶏手羽ナベ」と命名

この日は豚のセンターリブを使った豆乳鍋です。ふざけてモツ鍋風にキャペツとニラとニンニクを合わせてみましたが、センターリブのうま味がうまくのりませんでした。たぶんベーコンとかソーセージ、それ自体に味がついているものの方がメリハリはつくでしょう。それでも、センターリブに少しポン酢醤油をたらせば、ぐいぐい胃袋におさまるはず。無調整豆乳を使ったのでフワフワのおぼろ豆腐ができておいしかったです。味のベースは塩、固形コンソメあたりがいいと思いますよ。こちらは「豆乳のリブ鍋」と命名

この日は、柿と豚肉で味噌仕立ての鍋にしましたよ。火を通した柿も乙なもので、甘みがやわらいでカブに近い歯触りになります。軽い甘みが豚肉の脂と調和してとてもいいです。味噌仕立てでショウガをアクセントにするといいと思います。こいつは「柿豚鍋」と命名

この日は、勝浦タンタンメンの作り方を参考にした辛い鍋です。玉ねぎとひき肉とラー油をふんだんに使ったやみつき系鍋になりました。市販のラー油(まるまる1本使った)では辛みが足りないので、好みで一味唐辛子とか山椒、豆板醤を足すのもアリかなと。あったまりますよ。こちらは「勝タン豆腐」と命名

この日は、無謀にもハッシュドビーフを豆腐鍋にしてみましたよ。もはや鍋と呼ぶのか疑問ですが、ところがどっこいハマりました。飯炊きを面倒臭がった偶然なんですけど、これは美味しい♪ 豆腐はホロホロと崩れていくところが楽しいので、木綿豆腐がオススメです。鍋っぽく見せるために小ネギをちらしましたが、これが豆腐とハッシュドビーフのつなぐ、香りになってくれました。こいつは「ハッシュドーフ鍋」と命名

そして翌日、ハッシュドーフ鍋にチーズをトッピングしましたよ。チーズと豆腐の組み合わせはいいみたいです。汁気のあるもので組み合わせるか、そうでない場合は、豆腐の水気を切ってから使うと、いい感じになると思われます

最後に、鍋じゃないのですが熱い料理の箸休めというか、口休めというか、オススメの食べ方をご紹介します。スーパーで見切り品系のいまいち脂ののってないお刺身ありますよね。アレとトマトとワカメ、あればネギかミョウガあたりを食べやすいサイズにしてください。そこにオイル、ワサビ、粗びきコショウ、醤油、あたりをからめてみてください。超うまいよ。あれば食べる時にレモンを絞るのも、オススメです。