
クックパッドの利用者は、95%が女性と非常に際だっている。ユニークユーザー数は200万人超なので、1人あたり1カ月50ページ強、1日あたり1人2ページ弱をチェックしていることになる。中心ユーザーは主婦層、「晩ご飯どうしよっかな〜」ってな感じでサイトを確認しているのかもしれない。
仕事で関わっている媒体は男性読者が9割を超えている。クックパッドのユーザー構成とは全くの逆。そんなこともあって単純に興味を持った。それとともに、セチガラ山をご覧いただいている方には言うまでもないがw、妖怪・食いしん坊にとりつかれたブービンさん、レシピにだって興味ありあり。まぁ男子丸出しということもあって、これまでレシピを公開したりとかってあんましないし、そもそもレシピとか思い浮かべて料理はあまりしない感性で慣性な人。
で、とりあえず試すぜ、クックパッド。おっ、レシピの掲載がとても楽ちん。「Ruby on Rails」というオープンソースのWebアプリフレームワークを採用しているらしいのだが、その手の小難しいこと抜きにして、「ここに写真」「ここに説明」というのが単純化されており、最終的な仕上がりから考えると、ようできたインターフェイスだなっと。
ぽんぽんクリック&入力で作成できる楽ちんさとともに、フィードバックが得られるところも、レシピ作成者のやる気につながっているのかもしれない。「作ってみました〜♪」みたいなコメントはもとより、自分のページを見てくれた人の数や、自分が作ったレシピを印刷した人の数がわかる。不思議なもので、自分が作ったものがWeb→印刷か〜と思うとしみじみうれしい。とりあえず3つのレシピを公開している、よろしければ!



ところで、レシピの権利関係ってどうなってんじゃろ? レシピ本の文章や写真、イラストなどを丸パクリであれば著作権が絡むけど……製法の特許や意匠(見た目)ぐらいかな? っと思って軽く調べたら同じ疑問がたくさんw 行政書士さんが運営されている「著作権のひろば」によると、レシピのノウハウは保護されず、(ケースにもよるが)著作権は主張できない場合が多い、とのこと。参考にさせていただいたのはここ。
そうだとすれば、クックパッドってうまいとこついたCGM(Consumer Generated Media:利用者が作ったもので皆でワイワイやるところのこと)だ。今更ながらそう思う。料理人が作り方を隠す文化はこれからも続くだろーねぇ。