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今回買ったのは、1stアルバム「PORTABLE DISCO」をリミックスした「PORTABLE DISCO 8bit edition」ってやつ。おそらく20〜30代の男子諸氏は、おおっ!! と思うサウンドに仕上がっており、おおっ!! と思いたい方は聴いてみたまい。
なぜ「おおっ!!」となるか、そいつは簡単で8bitサウンドだからである。8bit? What's? な諸氏よ、言葉をスビッと変換しちゃうぞ。8bitサウンドとは、つまるところファミコンなどのレトロゲームの音だ。ピコピコ、ドゥドゥ、ババーッ♪ みたいなあのレトロサウンドである。
ファミコン音楽がちまたでも盛り上がり始めたのは、2年ぐらい前か。美術館でファミコンの企画(レベルX)が実施されるなど、ゲームが文化として認められた頃だ。もちろん、そういうものが公になる頃には、スキモノの間では盛り上がりきっているものなので、スキモノさんは「2年前だって!? はぁ?」とか言いなさんな。テレビ朝日でやっていた「トゥナイト」がそうであったよーに、ムーブメントの渦中にいる人にとっては当たり前のことでも、「ちまた」がそれを知る段階では「火がつき始めたばかりのネタ」として味付けされるんだし。
リミックスには、YMCKとかスウェーデンのCovox、谷蟇(たにくぐ)らが参加。どれもチップチューンの世界では知られたアーティストで、彼らが、「PORTABLE DISCO」を好き放題ピコピコゲーム化している。普段この手の音楽に触れていない方には、新鮮なくせにポップだし親和性が高いんじゃないだろーか、と思う。
実は先日、スキモノ・タウン秋葉原でゲームを観てきた。プレスが来てるなぁ〜と思ってたら、ここでネタに。イベントは、Xbox360というゲーム機で誰かがプレイするゲームを映画館で観賞するという、スキモノの街にふさわしい企画だった。これが意外と面白いもので、誘ってくれた友人に感謝、やはり万事が体験にまさるものナッシング。
俺はほとんどゲームをやらない。過去をたどってみても自分で買ったのは、ニューファミコンぐらいか。イベントは、大画面ではあるが、ただゲームを観るだけ。普通、ツマンね〜と思うだろ? でも、なんだかまったりしていて、レースゲームで壁にぶつかったりすると笑っている自分がいた。ボクシングゲームのKOシーンもなかなか見応えがあって、ゲームに観賞する楽しみがあるとは知らなかった。
このイベント中で、特別ゲストとして、リッジレーサー(レースゲーム)の音楽担当者たちが登場した。これまでゲームの音楽をそれほど意識することはなかったが、ゲームにもたくさんの人が関わっているのだなと思った。そんなわけで、最近8bitサウンドに少し興味を持ってみたりしている。
※チップチューン